先日DVDをレンタルしてきて「博士の愛した数式」を観ました。
2006年の作品なので今更感は甚だしいのですがうぺ氏が観たいと言うので一緒に観ることに。
原作を読んでいたうぺさんにはイマイチだったようですが、原作を読んでいない私個人的にはよかったです。
唯一気になった点は博士と義理の姉との関係性をあそこまでわかりやすく描かなくてもよかったんではないかと。
視聴者を信頼して察する程度の描写にとどめておいた方が作品の品がもっと保たれたのでは?と思います。
そこは置いといたとしても観てよかったと思える映画でした。
博士・義理の姉・家政婦・√(息子のルート)。
博士がそれらすべてをオイラーの等式に落とし込んだところで号泣w
その公式がそれぞれの人間にもたらす意味。
許すということ。
許されるということ。
”今”この瞬間がすべてだということ。
原作者の小川洋子さん、すごすぎます。
この方の他の作品を読んでみたくなりました。
以下、自分用の覚書。
※当方バリバリの文系ですので自分がわかるように書いております。あしからずm(__)m
オイラーの等式(オイラーの公式)
- 18世紀の数学者レオンハルト・オイラーにちなんで名づけられた
- 1714年にイギリスの数学者ロジャー・コーツが最初に発見するものの三角関数の周期性による対数関数の多価性を見逃した
- アメリカの物理学者リチャード・フィリップス・ファインマンはこの公式を「我々の至宝」「すべての数学の中でもっとも素晴らしい公式」だと述べている
ロジャーさん惜しい!
オイラーの等式で使われているe・π・iとは
虚数単位とは-1の平方根(二乗して-1になる数)である2つの数の内の1つの数のこと。(どちらかを特定することはできない)
√-1と表すこともできる。
この i というのはimaginary(想像上の・架空の)の頭文字からとられている事からもわかる通り、任意の実数の二乗は0以上なので虚数単位は実数ではない。
0と1
1は最小自然数。
と言いたいところですが、0もまた無が有ると捉えれば自然数であり1よりも最小の自然数になる。のかな。
この辺りは知識が乏しすぎてあまり言及できません。
完全に私の感覚でのお話になってしまいますが0と1は数字の中でも異質というか特別な印象があります。
2や7とはやはり少し違って漠然とではありますが、日常生活においても生きてる上でも0と1は特別な色を持っている数字だと思います。
難しいことはわかりませんがこのオイラーの等式がもっとも美しい公式と呼ばれる材料になっている事なのは確かです。
なぜ「もっとも美しい公式」といわれるのか
というものがあります。
オイラーの等式の e π i をそれぞれ分類すると、
πは幾何学
i は代数学に辺ります。
それぞれの分野で確立され独立した概念同士が有と無の数字と共にこうして一つの公式になる。
それこそがもっとも美しい公式といわれる理由なのでしょうね。
どうやら数学者の話が好きらしい
です。
グッドウィルハンティングしかり、ビューティフルマインドしかり。
数年前に観た岡潔のドラマもよかった。
数学者の独特の無垢な感じがとても好きです。
物事の本質だけを見てるような雲の上にいるような。
世界がどんな風に見えているのか一度数学者の目になってみたいです。